職場の高校の同窓会がありました。
こういう集まりは、かつてあまり得意ではありませんでした。
「私なんかが行ってもいいのかな」と思ったり、いわゆる“キラキラした人”が近くにいると、緊張したり。
ところが今回は、不思議なくらい気楽でした。
いろいろな人と話して、帰るころには、
「楽しかったな。行ってよかった」
と思っていました。
こんなふうに思ったのは、たぶん初めてです。
亀の甲より年の功、ということでしょうか(笑)。
隣に座ったのは、昔なら緊張していた人
しかも今回、隣に座ったのは、まさに昔の私なら緊張していたような人でした。
でも、その人も年をとっていました。
もちろん、私も同じだけ年をとっています(笑)。
その方は、もともと話すことがとても好きな人です。
昔、お嬢さんのことを嬉しそうに話していたのを覚えていたので、
「お嬢さん、お元気ですか」
と聞いてみました。
すると、とても嬉しそうに話してくれました。
以前なら、
「何を話そう」
と、自分のことで頭がいっぱいになっていたかもしれません。
でも今回は、そんなことをあまり考えませんでした。
私には、披露するような話がなかった
途中で、一人ずつ自己紹介をする時間がありました。
皆さん、それぞれ話すことがあります。
趣味で続けていることや、今度大会に出るという話。
週末には趣味のお茶会がある、という人もいました。
「へえ、すごいなあ」
と素直に感心しました。
そして私の番です。
考えてみると、私には披露する話がありません。
でも、不思議とそれも気になりませんでした。
そこで、今の仕事のことを話しました。
職場では、ときどき対応の難しい人と接することがあります。
「そういう対応をすることがあって、大変だと感じることもあります。もし同じような経験をしたことがある方がいたら、いろいろ教えてください」
そんなことを話しました。
すると、そのあと、隣になった人が、以前、対応の難しい人と関わった経験について話してくれました。
そのときに自分が大切にしていたことを、具体的に教えてくれました。
これは、とても参考になりました。
同窓会に来て、仕事のヒントまでもらえるとは思っていませんでした。
人をすごいと思っても、自分を下げなくなった
以前の私は、周りにすごい人がいると、
「それに比べて私は」
と考えることが多かったように思います。
仕事ができる人。
人付き合いが上手な人。
趣味を楽しんでいる人。
そういう人を見ると、その人の素敵なところを見るだけで終わらず、なぜか自分の採点まで始めてしまう。
でも今回は、それがありませんでした。
「大きなプロジェクトを担って。すごい」
「大会に出るんだ。すごいなあ」
といった感じです。
そして私は私で、今困っていることを話す。
すると、そこから思いがけず誰かと話がつながる。
人と比べなくなった、なんて言うと少し立派すぎます。
でも、人の素敵なところを見たときに、以前ほど自分を下げなくなったのかもしれません。
それだけでも、人の中にいることはずいぶん楽になるのだな、と思いました。
楽しかった。でも、もう十分
中締めが終わっても、みんな場に残って話しています。
飲み会ではよくある風景です。
私はというと、
「楽しかったな」
と思いながら、一番に帰ってきました。
昔から、みんなといる時間も好きですが、一人でいる時間も大事です。
それに今日は、帰ってブログを書き、米粉のケークサレも作る予定でした。
混ぜて焼くだけの簡単なもので、
『ブリティッシュ・ベイクオフ』でいえば、私はまだアマチュアベイカーの一番下のほうです(笑)。
人と話す時間を楽しんで、十分だと思ったら帰る。
そして家で、自分の好きなことをする。
若いころより少しだけ、人の中にいることが楽になって、一人でいることは相変わらず好きです。
亀の甲より年の功。
50代も、悪くなと思いました。
コメント